本会について

【新プラトン主義協会の設立趣旨】
 新プラトン主義は、哲学等の精神文化を理解していく上で極めて重要な思想である。それにも拘らず、我が国ではこれまであまり研究されてこなかった。またその結果、研究の蓄積も少ない。そこでこの欠落を補い、我が国の新プラトン主義研究を活性化し、かつ研究レベルを国際的水準にまで高めるために本協会が設立された。したがって、会員各位には国際的視点を強く持ってもらいたい。そのため特に、将来の研究の発展を担う若手研究者の育成をはじめ、研究促進や研究交流をはかることを重視している。

 

【新プラトン主義協会の理念と活動】
新プラトン主義協会は次の理念の下に活動を行う。
 (1) 新プラトン主義は多彩な思想である。本会ではこれを影響史の観点から研究する。
 (2) 新プラトン主義の原型は次の4 条件を備えた思想である。
  (a) 超存在超生命超知性的最高始元の設定
  (b) 直知界での知性と魂の区別
  (c) 発出論の承認
  (d) われわれの魂の最高始元との合一の可能性の承認
 (3) 本会は、新プラトン主義を、時間、場所、ジャンルによって張られた3 次元の研究空間において総合的に探究する。
  [時間軸]古代ギリシアにおける神話からストアに至る思想を新プラトン主義の「源流」とし、プロティノスからダマスキオスに至る思想を新プラトン主義の「原型」とし、そして中世から現代に現れた新プラトン主義をその「展開・バリエーション」として、探究する。
  [場所軸]大きく3 地域に跨がる。古代ギリシア・ローマ世界、ヨーロッパ世界、アジア世界である。
  [ジャンル軸]文献学、神話・宗教、文学、哲学、美学、歴史、科学、建築、美術、音楽、政治、制度等の多様性を含む。
 (4) 本会は、機関誌『新プラトン主義研究』の刊行および大会の実施を中心に活動を行う。
 (5) 本会は、国際的連携の下に研究活動を行う。

 

【新プラトン主義協会会則】
第1条 本会は「新プラトン主義協会」(Japanese Society for Neoplatonic Studies) と称する。
第2条 本会は、哲学史・思想史における古代、中世、近世、現代を貫く新プラトン主義を主題として会員相互の研究交流を行うこと、及び国際的な視野の下で新プラトン主義に関連する研究のための情報交換や支援等の諸活動を行うことを目的とする。
第3条 前条の目的を達成するために、本会は以下の活動を行う。
 第1項 年に1回、大会及び総会を開催する。
 第2項 年に1回、機関誌『新プラトン主義研究』を発行する。
 第3項 適宜、研究書、翻訳書などを編集、刊行する。
 第4項 その他、本会の目的にかなう活動を行なう。
第4条 本会には下記の役員を置く。
 第1項 会長1名を置き任期は2年とする。
 第2項 理事、会計幹事など合わせて若干名を置き任期は2 年とする。
 第3項 編集委員若干名を置き、機関誌のレフェリーを務める。
 第4項 理事は幹事若干名を委嘱することができる。
 第5項 名誉会長などを置くことができる。
 第6項 役員の選出規定については別に定める。
第5条 本会には下記にそれぞれ事務局として、会長事務局、庶務事務局、会計事務局を設置するほか、状況に応じて、会誌関連事務局、編集事務局、国際交流事務局、国際新プラトン主義協会誌関連事務局などをおく。
第6条 本会の年会費は常勤者5,000円、非常勤者4,000円とする。
第7条 上記の趣旨に賛同し本会に入会を希望するものは、会員の推薦により、理事会に諮って認められる。
第8条 会則の改正は総会に諮り、出席者の過半数をもって可決される。

  1994 年10 月2 日 総会にて決定
  1997 年9 月20 日 第6 条 一部改正
  1998 年9 月19 日 第1、3、4 条 一部改正
  2000 年7 月31 日 第3、4、6 条 一部改正
  2001 年9 月23 日 第3 〜5 条 一部改正
  2002 年9 月21 日 第2、3、5 条 改正提案
  2005 年10 月29 日 第5 条 一部改正
  2007 年9 月15 日 第7 条 一部改正
  2009 年9 月5 日 第5 条  一部改正
  2011 年9 月24 日 第4、7 条 一部改正